マスターズ陸上・世界選手権 参加日記

2009年7月28日 (火)  十種競技前半

 6時起床、7時朝食。余裕を持って8時出発、鉄道、シャトルバスを乗り継ぎ、市内をぐるっと遠回りして、10時前ラディオマキ到着。11時15分コール、11時50分競技開始です。

 競技場では、すでに他の年代の競技が始まっていますが、空いているところで、適当にアップできました。でも日陰がない。今日、明日は日焼けを覚悟です。

 スタート練習をしていると、イギリスのアランとアレックスが声を掛けて来ました。アランはランキング2位、アレックスは1位の選手です。アレックスは前回イタリア大会M40の優勝者です。M40で6700点を出しているので、ダントツの優勝候補です。
 29人エントリーでしたが、スタートは22人になりました。前回イタリア大会では43人だったのですが、今回は少ないです。前回6000点以上が14人いたので、現日本記録(5964点)を出しても15位にしかなれませんでした。でも6000点〜6300点付近に集中していて、6500点以上は3人しかいなかったので、今回私が目標としている6600点を出せば、2位には入れる計算でしたが・・・

・100m

 ランキングごとに4組に分かれ、私は最終4組、ランキング上位の5人が並びます。1位アレックス(イギリス)、2位アラン(イギリス)、3位ウエ(ドイツ)(2007年M45・2位)、4位私(私はM45の得点は未経験ですが、自己申告で6600点としました)、5位ラッツ(ドイツ)(2007年M45・3位)。この5人が上位争いをするものと思っていましたが・・・

 1組目、2組目とスタートしましたが、あばあちゃんのスターターの「on your mark」の後の「set」からピストルがなるまでが異様に早い。日本では、用意の後、全員が静止してから一呼吸置いてからピストルが鳴るのですが、「set」から腰を上げるやいなや「バン」です。「set」から1秒ぐらいしかありません。4組目で対応できたので、助かりましたが。

 だんだんと緊張してきて、足が重く感じられてきましたが、4組目スタート。セットからすぐにバンでスタート。30m付近までとなりに並ばれますが、そこからするすると抜け出し、1位でゴール。1位でゴールは気持ち良かったのですが、速報表示「12:05」を見てがっくり。スタート前までは追い風だったのに、風が変わり向かい風−1.2mに。風が良ければ11秒7ぐらいまで狙えたのに、がっくりです。
 それでも、放送で「winner マサヒロ イケノ」と何度も連呼されいい気分でした。全組合わせても1位で幸先いいスタートです。

 100m 12秒05(−1.2) 1位 834点 総合1位

1位 いけの 日本 12秒05 834点
2位 ブライアン アメリカ 12秒34 778点
3位 ラッツ ドイツ 12秒37 771点
4位 ジャージー ポーランド 12秒56 734点
5位 アラン イギリス 12秒72 705点
6位 アレックス イギリス 12秒91 669点



・走り幅跳び

 困ったことに、日本と違って、各種目の開始時間が決まっていません。次が何時開始なのか?何時間休憩があるのか、全然わかりません。
 各種目が終わって一息ついたら、適当に次の現地に行き、各自で適当に練習して、審判が集まってきたら、そろそろ始めようかという感じです。公式練習もありません。

 そして、日本では必ずあるはずのメジャー(ロット)がありません。各自、足長で距離を測ったり、各自のメジャーで測ったりしています。私も他の人に借りて測りましたが、30mメジャーしかありませんでした。
 助走距離38m、マーク12m80。100mの途中で風向きが変わったため、幅跳びピットも方向を変更して行われました。

 1回目、確実に跳んで、板に乗らず。5m25(+3.1)、2回目、板に乗って、5m50(+1.0)、最低限の目標クリアーです。しかし、3回目、また風向きが変わって、向かい風に。助走が苦しい。風を受けながら、ヤケクソになって跳躍。踏み切りはなぜかピッタリ合って、5m60(-1.0)

 走り幅跳び 5m60(−1.0) 5位 720点 総合3位

 ここで、思わぬ伏兵が登場。100m2位そして幅跳び6m01で1位のブライアン(アメリカ)が、総合1位に浮上。ブライアンの自己記録は0000点でランキング外でしたが、やはりこういう選手がいましたか。総合2位には、ラッツ(ドイツ)、4位には、幅跳び5m99で2位のアレックスです。

走り幅跳び
1位 ブライアン アメリカ 6m01
2位 アレックス イギリス 5m99
3位 ラッツ ドイツ 5m93
4位 ウエ ドイツ 5m76
5位 いけの 日本 5m60
6位 デレク イギリス 5m52

総合順位
1位 ブライアン アメリカ 1611点 +57
2位 ラッツ ドイツ 1580点 +26
3位 いけの 日本 1554点 いけのとの差
4位 アレックス イギリス 1497点 -57
5位 ジャージー ポーランド 1418点 -136
6位 ウエ ドイツ 1367点 -187



・砲丸投げ

 砲丸投げも、幅跳び終了後、適当に集まって、適当に練習でした。日本みたいに「練習2回だけ」とかではなくて、何度も練習できて良かったです。あまり休憩を入れず、次々と試合をしていった方が、逆に疲れずに、いいような感じもしました。

 実は今回、一番不安だったのが、砲丸投げでした。2週間前の兵庫選手権の棒高跳びで、右手首を痛めたのですが、思った以上に長引き、砲丸を持って手首を曲げると痛くて、投げられない状態でした。日本で一度練習してみましたが、とても痛くて投げられませんでした。左手で投げた方がいいのではとも思いましたが、気合を入れて右手で投げました。
 最初は痛くて6mも飛びませんでしたが、テーピングをして練習しているうちに段々と痛みも忘れて投げられるようになってきました。

 1回目、7m50。2回目、7m70。3回目ようやく8m越え、8m03。

 砲丸投げ 8m03 17位 422点 総合5位

 みんな体がでかいだけあって、よく飛ばします。日本ですら投擲が不得意な私は、外人に混じると子供のようです。ここで身長194cmのアレックスが12m71を投げて、総合1位に浮上、私は5位に落ちました。

砲丸投げ
1位 アレックス イギリス 12m71
2位 ジェラルド ドイツ 12m04
3位 アラン イギリス 11m70
4位 ウエ ドイツ 11m23
5位 エルコ オランダ 11m08
6位 ジュリオ スペイン 10m78

総合順位
1位 アレックス イギリス 2234点 +258
2位 ブライアン アメリカ 2145点 +169
3位 ラッツ ドイツ 2119点 +143
4位 ウエ ドイツ 2004点 +28
5位 いけの 日本 1976点 いけのとの差
6位 ジャージー ポーランド 1952点 -24



・走り高跳び

 1m30から3cm刻みです。私はアップの時に足がつりかけたので、身長にストレッチと水分補給をして、1m48から試技開始です。
 1m48、1回目クリアー。1m51をパス、1m54、1回目クリアー。1m57をパス、1m60、1回目クリアー。

(160cm成功の映像はこちらをクリック)

 ここまで順調、さあここから1m63、1m66とクリアーしたかったところでしたが、あえなく1m63、3回とも失敗し終了。うーん、もうちょっと跳びたかったなあ。

 走り高跳び 1m60 6位 670点 総合5位かわらず

 ここでもアレックスが1m84を跳んで1位、総合でも2位を引き離しかけます。でも、良く考えたら、身長差でいうと、私の方がよく跳んでいるんですよね。身長194cmもあると、目の高さで184だもんな、得ですよね。
 ブライアン、ラッツとも1m72を跳んで2位、3位も変わらず。いけの、ウエ、ジャージーも160cmで、4位、5位、6位も変わらず。

走り高跳び
1位 アレックス イギリス 1m84
2位 ラッツ ドイツ 1m72
2位 ブライアン アメリカ 1m72
4位 ジーン フランス 1m69
5位 ジェラルド ドイツ 1m63
6位 いけの 日本 1m60
ウエ ドイツ 1m60
ジャージー ポーランド 1m60

総合順位
1位 アレックス イギリス 3159点 +513
2位 ブライアン アメリカ 2939点 +293
3位 ラッツ ドイツ 2913点 +267
4位 ウエ ドイツ 2674点 +28
5位 いけの 日本 2646点 いけのとの差
6位 ジャージー ポーランド 2642点 -24



・400m

 400mで得点をかせぎたいところです。いつものように前半から飛ばす作戦は、あえて抑えて、200mまでは少し抑え目に行って、300から出す作戦でしたが、第4組、競り合う相手もいなくて独走状態になり、最後が伸びず。

 400m 54秒01 1位 874点 総合4位浮上

 52秒台を狙っていたのに、せめて53秒台で走っておきたかったところでした。ゴールしてがっくり。
 でも、400mも全体で1位、トラック2種目で1位をとれました。特にトラック種目は、走っている間「マサヒロが1番だ」「マサヒロが速い」と放送してくれるので、気持ちいいです。

 ここで、総合4位のウエと総合8位のアランが肉離れを起こしてDF、脱落です。総合5位には、自己申告0000点のジャージー(ポーランド)が入ってきました。

400m
1位 いけの 日本 54秒01
2位 ブライアン アメリカ 55秒31
3位 ラッツ ドイツ 55秒75
4位 ジャージー ポーランド 57秒77
5位 デレク イギリス 58秒17
6位 デレク・G イギリス 59秒52

総合順位
1位 アレックス イギリス 3762点 +242
2位 ブライアン アメリカ 3758点 +238
3位 ラッツ ドイツ 3713点 +193
4位 いけの 日本 3520点 いけのとの差
5位 ジャージー ポーランド 3352点 -168
6位 ジェラルド ドイツ 3259点 -261


 一日目が終わって、すべてぼちぼちの状態、最悪の失敗種目もない替りに、最高の一発もない、まずまず普通の平均点でした。
 1,2,3位がだんご状態で、私とは200点差。この差は大きいなあ。明日、起死回生の一発を連発しないと、メダルは遠いです。


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