マスターズ陸上・世界選手権 参加日記

2019年8月25日 (日)  二十種競技二日目

 朝5時半起床。体はトンでもなく重いです。ワンディ十種をした翌日ですからね。特に腰が重い。全然まともに走れる気はしません。
 7時競技場到着。ゆっくりアップを開始しますが、全然動きません。ギシギシ。ハードルも全然重くて跳べませんでしたが、軽く跳んでアップ終了。今日は省エネで行かないと・・・

第11種目 110mハードル

 ハードル10台、高さ91cm、ハードル間9.14m。とても3歩で行けるメドが立たず、最初から4歩で行く作戦です。

 順調に飛ばして、1位でゴール。

110mハードル 19秒08(−0.9) 760点 

 50人中9位

 

(110mHの映像はこちらをクリック)

 M 55二十種競技中の110mH世界記録達成。



第12種目 棒高跳び

 一息入れる間もなく、棒高ピットへ。本来の競技順は、円盤→200m→棒高ですが、人数が多いため、M55以上は棒高を先にやることになりました。私としては元気なうちに棒高をする方が記録なしの可能性が減るので助かりました。

 しかし、年寄り班、誰も長い助走をする人がいなく、あっという間に練習が終了してしまい、私が全助走を合わせる時間がありませんでした。いくらなんでもそれは危険なので、お願いして1度だけ全助走の合わせをさせて貰いました。
 助走距離30m00、マーク14m90。風は追い風基調。
 1m90から競技はスタートし、ひたすら待ちました。でも高跳びと棒高は、試技は一人全6回と決まっているので、割とスムーズに進みました。たとえ失敗しなくても全部で6本跳んだら競技終了です。

全員の試技が2m70で終了し、私一人の試技が始まりました。1回だけ公式練習させてくれと頼むと、OKが出ました。
 バーを3m50にして跳びましたが、助走が重く棒が全然立たず、振り上げれませんでした。
 ヤバイので、3m30から試技を開始することにしました。

 3m30 ×○ 握りを3m65まで下げて、アップライトも40にしてやっとクリアー
 3m50 ○  最低限の目標クリアー
 3m60 ××× 体を上に持っていけませんでした。

棒高跳び 3m50 793点

 50人中1位!!!なんと若いやつも含めて全参加者で1番になってしまいました(笑)

   M 55二十種競技中の棒高跳び世界記録達成。

(棒高跳びの映像はこちらをクリック)

 12種目の合計点で、池野7545点、Tuomo7221点と、一気に逆転しさらに300点の差をつけてトップに立ちました。

第13種目 200m

 一人だけ残って棒高をしていたので、200mの時間も過ぎてしまい、他の組は200m終了。私の組だけが私待ちでした。みんな関心してえらい高さ跳ぶなあと見ながら待っててくれました。
 棒高終了すると、すぐにスパイクを履き替えて200mのスタートへ。全然休憩する間もなく呼吸も整っていませんが仕方ありません。
 200mは流そうかなと思いましたが、ピストルが鳴ると真剣に走ってしまいました。ラストもM45の選手が迫ってきたので意地で抜かせませんでした。全力を出し切ってしまいました。

200m 26秒16(+0.4)  825点

 51人中12位。シーズンベスト(今季まだ3本目だけど)を出してしまいました(笑)

 M 55二十種競技中の200m世界記録達成。

 3種目連続での種目別世界記録達成で絶好調です。この時は・・・

 13種目の合計点で、池野8370点、Tuomo7973点と、さらに400点の差をつけてトップをキープ。

(200mの映像はこちらをクリック)

第14種目 円盤投げ

1投目 27m24 27m以上の目標クリアー
2投目 23m86 円盤がぶれて失敗
3投目 パス 休むことも覚えて賢くなりました

円盤投げ 27m24 469点

 50人中12位(クラスによって重さは違いますが)、苦手な投擲でも好成績をキープ、M55でも円盤一番になり2位との差をさらに広げ、優勝は磐石かと思われました。この時には・・・

(円盤投げの映像はこちらをクリック)

第15種目 3000m

 3000mの自己ベストは11分02秒。しかし昨日の反省を生かし、今日はさらに余裕を持ってスローペース。次の400mハードルに備えたいと思います。昨日の5000mのペースより遅いキロ4分30秒のイメージ。

3000m 12分49秒81 531点

 ラップ、4分23秒+4分17秒+4分10秒

 平均心拍154、最大心拍174

 50人中29位

 作戦通り、最後少しだけペースアップして13分切り。余裕をもって体力を残したつもりでしたが・・・

 

第16種目 400mハードル

 悪夢は再び乳酸系でやってきました。大の得意の400mH、しかし昨日のように気合を入れすぎずリラックスして余裕を持ち、65秒あたりで走れればいいかと自重。それでも70秒以下で走れれば種目別世界記録だと言い聞かせてスタートに立ちました。少しふくらはぎが張っているので大丈夫かな。

 スタートしてかなり抑えたペース。足に気を使い過ぎて1台目23歩のところを25歩かかってしまいました。そこからも抑え目でインターバル17歩で確実に走りました。6台目あたりまで順調でしたが、7台目で右ハムが攣りかけます。ヤバイと思ってスピードを緩める。足よもってくれ!
8台目を跳んでまた右ハムが攣る。ああダメだ。一気に2位に抜かれて行く。10台目仕方ないので逆足で跳ぶ。歩くようにしてゴール。

400mハードル 1分16秒92 553点

(400mHの映像はこちらをクリック)

 朝から全開で飛ばした結果、15種目しか足がもたなかったです。昨日と同じ400m乳酸系で最悪の結果に。悔しくて仕方ありません。

第17種目 やり投げ

 ピットに選手が集まっているのですが、審判とやりが来てなくてしばらく待ちました。その間に足も徐々に回復しました。
 最初は助走なしで立ち投げかなと思っていましたが、助走して投げることが出来ました。

1本目 25m前後 9歩助走で
2本目 26m前後 全助走(12歩で)
3本目 ショート  全助走

やり投げ 26m64 379点

 全然飛びませんでした。疲れ切ってるかも?

 

(やり投げの映像はこちらをクリック)


第18種目 1500m

 足の攣りは治まってきたようです。走れそうです。でも体がだるいです。自分がどのくらいの速度で走れるか走ってみないと見当がつきません。
 とりあえず5分15秒では走れそうにはないので、5分30秒ぐらいの目標で走りたいと思います。

前半抑え目、3周目あたりから徐々にペースアップしてラスト1周スパートして、Toumo、笹野さんを抜いていきました。M50M55クラス12人中2位でゴール。

1500m 5分26秒90  728点

 50人中13位

第19種目 三段跳び

 中助走(12歩)で跳びました。助走距離20m00、マーク7m20

1本目 8m85 とりあえず記録残し
 踏み切り30cm手前
2本目 9m15
3本目 9m55 徐々にイメージが良くなってきました。

三段跳び 9m55  551点

49人中23位

(三段跳びの映像はこちらをクリック)

第20種目 10000m

 やっとここまで辿り着きました。10000mのベストは43分31秒ですが、とてもそんなタイムでは走れない疲労度です。50分かかっても森脇さんの日本記録は更新出来そうなので、まず最初は50分を目指すキロ5分ペースで入り、足の様子を見ながらそのまま完走出来そうなら徐々にペースアップしたいと思います。

 競技時間が長引いて、21時30分になろうとしています。若者班が時間が遅れていたのですが、「最後の10000mは全員で走らせたい」という主催者側の意向で我々はずっと待っていました。さすがにフィンランドと言えども暗くなっています。

 そして全員50名では多すぎるということで、半分に分け、我々年寄りチームは4コースの外側(1周430m)を走ります。1周のラップだとか1kmごとの通過だとか全然解らないようになってしまいました。私はGPS付きの腕時計(ガーミン)でだいたいの距離は把握出来ましたが・・・

 やっとスタートです。

 

(10000mスタートの映像はこちらをクリック)

 短距離選手にとっては、本当に長く苦しい1万mが始まりました。体がギシギシなのでほとんど軽いアップだけでしたが、そのせいかスタートしてすぐに右ハムが攣りそうな感覚がありました。「ヤバイ、攣ったら終わりや」と恐る恐る最初は走っていました。

 いくら走ってもなかなか距離が減らず、嫌に成りかけましたが、ひたすら黙々と走りました。
 やっと半分の5000mが過ぎ、徐々に行けそうかなと希望が沸いてきました。ラスト3kmからペースアップしていきました。ラスト1kmは頑張りました。1周430mを23周と95m、走りきりました。

 ゴール!!!

 10000m 47分19秒60  634点

 1kmごとのラップ、
0-1km、5分09秒
1-2km、4分51秒
2-3km、4分50秒
3-4km、4分52秒
4-5km、4分55秒、5000m24分37秒
5-6km、4分50秒
6-7km、4分45秒
7-8km、4分29秒
8-9km、4分25秒
9-10km、4分14秒、後半5000m22分42秒
 ラスト3000m12分58秒

 平均心拍151、最大心拍167

 49人中20位

二十種競技得点  12215点 日本記録更新

 

M 55 総合得点
1位 12356点 フィンランド・Tuomo
2位 12215点 日本・池野
3位  9960点 日本・笹野
4位  8912点 フィンランド・Jukka

 1位と140点差の2位で終わりました。さすがに2種目もポカをしてしまったら優勝は厳しかったです。しかし、優勝したToumoはいい選手です。全種目満遍なく強く長距離も強い、その上事務局の仕事もやり激務をこなしながらの優勝です。素晴らしいです。

 M 55は4人のみの出場でしたが非常にレベルが高く、2人が12000点を越えました。M 55の歴代3位と4位の好記録です。全出場選手中でも12000点を越えたのは4人だけでした。

 表彰式は深夜12時になりました。上位3人の得点で争う国別対抗戦も、M 55池野、笹野、M 65外山の3人で3位に入賞しました。

 体がギシギシでしたが、歩いて宿まで戻りました。宿が近くて良かったです。軽く食事を取って、Facebookに投稿して、2時に就寝しました。


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