マスターズ陸上・世界選手権(アメリカ大会) 参加日記

2011年7月15日 (金)  400m準決勝

 さあ、いよいよ勝負の準決勝です。
 試合開始は、夜の19時50分です。 今日も夕方まで、ダラダラとホテルで過ごしました。

 体調は、右ハムに少し張りがあるものの、ほぼ大丈夫。全身にも疲労が溜まっていますが、昨日の休みでかなり回復しました。やはり予選で余力を残して走れたことが大きいと思います。
 今日は、決勝のことは考えずに、全力で行きます。組3位、着取りで決勝進出を狙います。

 あまり入れ込み過ぎても、リキむので、リラックスしつつ、前半から飛ばし、300mまで全力。ラスト100mは「魂の走り」で走りきりたいと思います。
「自己ベスト出すぞ!」

 今日は、CASAさんの大学の後輩、高岡寿成くんも応援に駆けつけてくれました。高岡くんは、シドニーオリンピック10000m7位、マラソン現日本記録保持者です。今はアメリカでコーチの勉強中です。すごく気さくな好青年(もう40歳だけど)でした。

 いつものようにアップを終え、コール場に行くと、徐々に緊張が高まってきました。久々に感じる緊張感に、シューズの紐を結ぶ手が震えています。

 準決勝の組み分け、アッキーさんは1組8レーン、私は2組8レーンです。

 ついにセミファイナル、スタート。
 スタブロ合わせのため、1組をじっくり見ている余裕はありませんでしたが、一応、着取りのためのタイムを確認。3位までが51秒台、4位が52秒45、5位52秒98、6位アッキーさん53秒15。これで最低限52秒台で走らないとタイムでも残れないことが決定。

 そして、2組スタート。400mを走る前の、いつものような「嫌だなあ、走りたくないなあ」という嫌な気持ちは全く出ません。「さあ、走れるぞ」とワクワクで一杯です。

「on your mark」 意外と落ち着いて、スタートラインを見つめます。
「さあ世界の準決勝、勝負だ!楽しんでベストを尽くすぞ」
「set」「Ban!」

 軽やかに、リラックスして、かつ一生懸命加速します。8レーンなので、ひたすら前だけを向いて走ります。
 200m通過、そろそろ内側から来るかな?「きた、きた!」 6レーン、7レーンの二人が抜いていきます。これについて行きながら250m通過。
 「あれ、この二人以外、まだ来ない。今、オレ3位?」と思ったのもつかの間、300m、コーナーを出て、いきなり内側からドバドバと来ました。

 「6位?7位?」「とにかく前に人がたくさんい過ぎる」「3位は遠い、無理すぎる」と思いながら、5位の7レーン、USA・プロクターを追いかけます。
 徐々に追い込み、ゴール前、追いつくかと思いながら、わずかに届かず、6位でゴール。「しまった、5位なら、まだタイムで拾われる可能性があったのに。」
 6位なので、準決勝敗退決定。タイムは・・・

400m 52秒63 組6位 準決勝敗退

400m準決勝の映像

 ラップは、13秒03+11秒94+13秒33+14秒33。前半200m24秒97、後半200m27秒66。300m38秒30。

 5位のプロクターは、52秒61、0,02秒届かず。
 結局、2組4位USA・ボーダ52秒00と、1組4位USA・ゴーサ52秒45が、タイムで拾われて決勝進出。

400m準決勝1組
1位 Mulazim, Khalid United States 51,67 Q
2位 Lawson, James United States 51,92 Q
3位 Jones, David United States 52,28 Q
4位 Gosa, Duane United States 52,45 q
5位 Parks, Terry United States 52,98
6位 Akiyama, Shunji Japan 53,15
7位 Enrico, Saraceni Italy 71,12
8位 Shestakov, Konstantin Russia DF

400m準決勝2組
1位 Sherar, Michael Canada 51,32 Q
2位 Shute, Marcus United States 51,69 Q
3位 Speed, Johnny United States 51,96 Q
4位 Boda, Francois United States 52,00 q
5位 Proctor, Edward United States 52,61
6位 Ikeno, Masahiro Japan 52,63
7位 Krauss, Alejandro Chile 53,45
8位 Echeandia Gonzalez, Getu Puerto Rico DF

 私が決勝に行くためには、5位のプロクターを抜いて、かつ52秒45を切らないといけなかった訳だ。きびしいなあ。

 52秒45は、まさしく自己ベストタイ記録。自己ベストを出せば、決勝に行けるという予想は当たっていた訳だ。
 前回大会は、52秒47で全体で5位のタイムで決勝進出だったのに、今回は、結果的には52秒47でも決勝に行けなかったことになる。レベルが高くなったなあ。自己ベストの壁、あと0.18秒届かず。

 走り終わった後は、茫然自失。「終わってしまった・・・」「決勝に行けない・・・」走りきった充実感もなく、ひたすら落ち込む。
 「もっと自分の力を出し切れなかったのか」「なぜ、ここにピークを持ってきて、自己ベストを出さないのか」「決勝の舞台に立てないなんて・・・」自分が不甲斐ない。

 CASAさんも、M40準決勝52秒70で敗退。

 その夜は、ずっと落ち込みながら、CASAさん家族、アッキーさん、高岡くんとホテル近くのBJ'Sで残念会で飲みました。
 ホテルのベッドに帰ってバタンキュー。「明日は暇になってしまった・・・」



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