マスターズ陸上・世界選手権 参加日記

2017年3月22日 (水)  五種競技

 朝6時起床。今日は五種競技の試合です。子供たちも一日中競技場で 応援して
くれます。

 9時から競技開始なので、7時には競技場に到着しておきたくて、宿からタクシーで行きました。 タクシーが飛ばしてくれて15分10000ウォン(1000円)ほどで着きました。

 入念にウオーミングアップをして、さらにハードル練習を行いました。 ハードルがうまく跳べるかが心配だったので、しっかり行い完璧に仕上げました。しかし逆にこれが悪影響を及ぼす結果になりました。

第1種目 60mH

 競技場内に入り、スタート直前にハードル2台を数本走りましたが、異常に足が重く感じられました。
 疲れていてすでに筋肉痛の感じ・・・
 「ヤバいなあ、練習し過ぎたかな・・・」と思いましたが、どうしようもありません。
 とにかく、スタブロをしっかり蹴って加速することと、抜き足を前に持ってくることだけを 意識してスタートラインに立ちました。

 1回フライングがあり、2回目のスタート。
しっかり加速して1台目を越えたところで、1回目フライングしたオランダのワンがスーと前に行きます。
 「こいつ速いな」と思いながら、追いかけながら無我夢中でゴール。

60mハードル 9秒48 組2位 全体4位 869点 

 

(ハードルの映像はこちらをクリック)

60mHタッチダウンタイム 
1台目2秒91
2台目4秒14(1秒23)
3台目5秒38(1秒24)
4台目6秒66(1秒28)
5台目7秒94(1秒28)
ゴール9秒48(1秒54)

60mH順位
1位 8秒94 オランダ・ワン
2位 9秒32 オーストリア・クリストファー
3位 9秒45 日本・野村
4位 9秒48 日本・池野

 前傾と前へのイメージが足らなかったと思います。9秒3位内で走りたいと思っていたので、ちょっとショック。記録の出ないトラックなのかな?さらに一緒に出場している日本人のたー坊にも0.03秒負けて、室内日本記録を持っていかれてまたショック。幸先悪いスタートです。

 今回の大会から、日本マスターズは室内日本記録の認定を行うそうなので、 同クラスの日本人1位の記録を取れば、室内日本記録に認定されます。



第2種目 走り幅跳び

 メイン会場の100mほど離れたところにある投擲、跳躍会場に移動して、 この後の種目は行われます。暖房がほとんど効いていなくて激寒でした。

 助走が間延びしないように助走距離を短めに設定しました。助走距離36m、マーク12m。
1本目 5m30 
 踏切板に乗らず10?前から。ファールを恐れて10?下げたのが失敗。
2本目 5m15 
 助走を10?前にして踏切はあったものの、ファールを恐れて手前で失速。
3本目 5m64 
 いよいよ追い込まれた状況で、しっかり助走、しっかり踏切を意識して成功。

走り幅跳び 5m64 全体4位 795点
2種目合計 1664点 総合4位

 

(走り幅跳びの映像はこちらをクリック)

 幅跳びでも、たー坊は5m71を跳び絶好調。全体2位です。

走り幅跳び順位
1位 5m90 クリストファー
2位 5m71 野村
3位 5m65 ワン
4位 5m64 池野



第3種目 砲丸投げ

1投目 8m70 かろうじて記録残し
2投目 9m02 かろうじて9m越え
3投目 9m01 低く投げすぎて失敗

砲丸投げ 9m02 全体6位 520点
3種目合計 2184点 総合4位

 

(砲丸投げの映像はこちらをクリック)

砲丸投げ順位
1位 13m13 クリストファー
2位 10m75 ポーランド・ジャージー
3位 10m32 NZ・ステフェン
4位 9m87  ワン

 冬の間しっかりと砲丸練習をしたのですが、実らず結果出ずでがっくり・・・ 全般に投擲方向が前過ぎた気がします。

3種目終わって
1位 2587点 オーストリアのクリストファー
2位 2366点 オランダのワン
3位 2189点 日本の野村
4位 2184点 日本の池野
5位 2096点 ポーランドのジャージー
です。



第4種目 走り高跳び

 高跳び専門のたー坊がここで一気に高得点をたたき出します。 175?を跳んでダントツの全体1位で合計得点でも2位に浮上します。 いよいよメダルが見えてきました。

 私は、たー坊の懸命なアドバイスにも助けられ、苦しみながらもなんとか157?をクリアー

1m45 ×○
1m48 パス
1m51 ×○
1m54 ××○
1m57 ○
1m60 ×××

走り高跳び 1m57 全体5位 644点
4種目合計 2828点 総合4位

 

(走り高跳びの映像はこちらをクリック)

走り高跳び順位
1位 1m75 野村
2位 1m66 USA・テリーパーク
3位 1m63 クリストファー
4位 1m60 USA・カール

4種目終わって
1位 3292点 オーストリアのクリストファー
2位 3010点 日本の野村
3位 3020点 オランダのワン
4位 2828点 日本の池野
5位 2624点 ポーランドのジャージー
です。

 1位はほぼ確定、メダル争いは、日本の野村、池野、オランダのワンに絞られました。 最後の1000mで決まります。野村は1000mでワンより前にゴール出来ればメダルはほぼ確定。 池野は野村、ワンとの200点差をひっくり返すには、20秒以上離さなければなりません。

 私はとにかく何も考えず、1000mを精一杯走るしかありません。ここまで来たらメダルを取りたいとか、 たー坊に負けたくないとかもありません。これだけのパフォーマンスを見せるたー坊には、 ただただ脱帽で負けても悔いはありません。

 ハードル以降ずっと体は重いままですが、
「思いっきり走る」・・・それだけです。



第5種目 1000m

 この冬は1000mに向けてもしっかり準備してきました。 何も得意種目がない私にとっては1000mで得点を稼ぐしかありません。 トラックでも500〜800m走、公園1周916mのタイムアタック、800mの試合とこなしてきました。

 元気な状態であれば2分50秒を目指して走りたい、 でも今の体の重い状態そして疲労の溜まった状態であれば、 2分56秒が目標だと判断しました。

400m 17+17+17+17秒の68秒
800m 18+18+18+18秒の72秒
ラスト200mも根性で18秒をキープして36秒で
合計2分56秒が目標です。

 1列に並んで12人全員がスタート。

 スタートからすぐに私が前に出ます。すぐ後ろに1位のクリストファー。 どうやら1000mの速い奴はいなさそう。付いていくのでなく自分で行くしかない。

1周目2周目でクリストファーも離れ独走状態。
2周目通過で1分10秒、設定より2秒遅い。少しペースを上げなくては・・・
3,4周目と18秒をキープして2秒遅れのまま2分22秒で800m通過。
残り1周、なんとか3分は切れそうか?
外側レーンを走って、周回遅れをクリアーしながらラストスパートしてゴール

 1000m 2分58秒42 全体1位 916点

 

(1000mの映像はこちらをクリック)

 総合1位のクリストファーが3秒遅れの2位でゴール、
1周抜かしたたー坊が4分かかってゴール。
総合3位のワンは・・・あれ?ゴールしてない。途中で棄権した模様・・・

1000mラップ
17秒0、17秒6、18秒2、18秒0、
17秒8、17秒9、18秒1、18秒0、
18秒0、17秒8
ほぼ18秒(3分ペース)をキープ

1周(200m)ごとラップ
34秒6、36秒2、35秒7、36秒1、35秒9

1周目通過 34秒6
2周目通過 1分10秒8
3周目通過 1分46秒5
4周目通過 2分22秒6
5周目ゴール2分58秒4

1000m順位
1位 2分58秒42 池野
2位 3分01秒01 クリストファー
3位 3分18秒51 フランス・アンドレス
4位 3分29秒35 テリーパーク

総合得点
1位 4182点 オーストリア・クリストファー
2位 3744点 日本・池野
3位 3417点 日本・野村
4位 3145点 ポーランド・ジャージー
5位 3010点 オランダ・ワン

 世界マスターズ陸上競技選手権大会室内大会
五種競技 3744点 第2位 銀メダル獲得

 今まで3度の世界大会、3度とも銅メダルでしたが、今回は違う色のメダルです。素直に嬉しいです。
 しかし、たかが室内。

シーズンオフの時期に
極東で行われる
室内の大会です。

 参加人数もリヨンの十種の49人に比べて、今回の五種は12人。
室内世界記録保持者のリヨンのチャンプ、デュエズも来ていません。

 メダルの価値は、世界大会である限り変わりなく重いものですが、
素直に喜びながらも、それに驕れることなく、努力を続けていきたいと思います。

 応援して下さった方々、ありがとうございました。

 試合後の混成競技特有の場内1周ウイニングランは係員に制止され出来ず。 表彰式で余韻に浸ったあと、競技場をあとにしました。

 今日の夕食は、ちょっと高めのレストランでステーキでした。
 12時就寝。


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